フィンランドの福祉

2017年4月1日土曜日

以前、インスタグラムでマイカのOT(作業療法士)が来てくれた事をアップしました。なので、今回はブログでもう少しだけフィンランドの福祉の事を書きたいと思います。

最初は"お店のブログでこの事を書くのはどうなのか?"と、悩みましたが、私達しか書けない事だと思い書く事を決心しました。
今、日本では北欧アンティーク/雑貨屋さんは沢山あるので、少し変わったお店があっても面白いじゃないですか😊
また、この事は将来Pieni Kauppa(ピエニカウッパ)が、やって行きたい事にも少し関わってくるので、これからも書いていこうと思います。

フィンランドの福祉と言っても色々あるので、今日はスピーチセラピー(言語聴覚セラピー)について。

ダウン症の子供達は短期記憶が苦手だったりするので、一般的に言語の発達が遅いと言われています。なので、発達促進の為にスピーチセラピーを小さい時から行います。
大雑把にまとめると話す、書く、読むといった言語力を付けていく練習をします。

実際に今マイカが学んでいるのは手話で、フィンランド語では、Viittomakieli(ヴィーットマキエリ)と言います。


家の冷蔵庫に貼って覚えるようにしています。

本当の手話みたいに全て手を使って話すのではなく、会話の途中途中に手話を入れて話す練習をしています。
例えば、"外に行くから、靴履くよ" と言う会話なら、"外" と "靴"のキーワードだけ話しながら手話で伝えます。
そうする事で、手話を使って伝えようとしている事には、言葉があるのだという事を理解してくるようになり、言葉を覚えてくれます。
もちろん、学んだ手話が増えればもっと細かい内容の会話をする事も可能です。

実際に使ってみたらとても効果があります。
マイカは3才ですが、発音できる言葉はまだ4つぐらいしかありません。しかし、手話の単語は数多く使えるので、何を欲しがっているのか、何を考えているのかという意思疎通がある程度は出来る様になってきました。
もし彼が手話を学んでなかったら、いま彼が言っている事の10%も理解出来なかったと思います。

外国語を学んだ経験がある方は共感できると思いますが、自分の言いたい事が言葉に出来ない、伝わらないと言うのはかなりのストレスです。まして、自我の出てきている子供にとって言いたい事が伝わらないという事はかなりのストレスを感じます。
実際に最近までマイカも伝えたい事が伝わらないので、大泣きする事もしばしばありました。

実はこの方法、ダウン症の子供だけでなく、普通の子供にもとても効果的だと言う事が最近の研究で分かってきているみたいですね。ベイビーサインという言葉なども聞く様になりました。
特に2ヶ国語以上で育つ子供にはとても良いみたいです。
お父さんとお母さんが同じ物を指して喋っているのに、言葉が全然違う、でもサインが同じだから理解できるらしいです。

マイカにも2ヶ国語で喋りかけています。フィンランド語には劣りますが日本語も少しづつ理解する様になりました。

私も手話を学び始めるまで知らなかったのですが、実は手話も言語と同じで国によって違ってきます。なので、2ヶ国語で育てている方は、話しかける言語は違っても手話は統一させた方が良いとST(言語聴覚士)の方が言っていました。

こっちに来て1番助かっているのが、セラピストの方が家と保育園に教えに来てくれるという事です。

おばあちゃんも孫と喋れる様に学びに来てくれます。

家庭によって来てくれる回数は違ってくるのですが、我が家だと1時間半の1レッスンを年間10回行なってくれます。普通の語学学校の様に喋りながら手話を学びます。
そして、マイカの保育園には週に1回来てくれてマイカと午前半日遊びながら教えてくれます。それだけでなく、マイカの先生にも午後半日教えてくれます。

そのおかげでマイカも毎日色々な手話を学び、もっとスムーズにコミュニケーションもできる様になりました。

1人で全て背負いこむのではなくて、皆んなで一緒に育てて行くスタンスには本当に感謝しています。

日本に居た時は、早い時期から手話を始めたくても3歳ぐらいまで待たないと理解しないから意味がないと言われたりしましたが、そんな事は無いと思っています。

マイカにも生後半年ぐらいの頃から、手話を含めて話しかけていました。2歳ぐらいの時には、手話で言いたい事を少しだけでも伝えれる様になっていました。
もし、同じ事で悩んでいるお母さんがいましたら、どんどん手話を使って話しかけてあげてください。伝わっていないと思っていた事が、伝わる様になると本当に嬉しいです。
また、質問などがあれば私達の経験値内でできるだけお答えします。気軽に info@pienikauppa.jp までご連絡ください。

長くなってしまったので今日はここでやめときます。

さて、次回はなぜ福祉の事がPieni Kauppaと関係してくるのかの話をしたいと思います。お楽しみに👍




にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ
にほんブログ村

0 コメント:

コメントを投稿

Pieni Kauppa Blog All rights reserved © Blog Milk Powered by Blogger