ラプアヘの旅〜Lapuan Kankuritを訪ねて〜 なぜフィンランドで?

2017年9月8日金曜日

今まで、2回に渡ってLapuan Kankurit工場見学した時の事をブログに書いて来ました。リンクはこちらから👇





このブログで、ラプアへの旅は終わりになります。

工場見学が終わった後に、オーナー夫婦とじっくり話すチャンスがあったので、今まで聞いてみたかった事を全部聞いて来ました。



Lapuan Kankuritの歴史は?


Lapuan Kankuritはフィンランドでもかなり古い方の会社です。始まりは100年以上も前から。
現CEOエスコのひいおじいさんが最初にフェルトブーツの会社として立ち上げて販売していました。その後、従兄弟のおじさんなどがカーペットやブランケットを販売するようになりタペストリー製作などを経て、現在のテキスタイルブランドに変わって行きました。

エスコは学生の時に織物の専門知識を勉強するべく、タンペレで勉強していたらしいです。タンペレに住んでいる私達とかなりローカルな会話で話が盛り上がりました。

昔に比べて、フィンランドでは織物の勉強が出来る学校が少なくなっているらしく、今ではエスコが学んだ学校も無くなっています。
素晴らしい伝統が廃れていくと考えると少し寂しい気持ちになります。
でも、Lapuan Kankuritは次世代にもこの技術を残せるように、アアルト大学と一緒に頑張っているみたいです。毎年、インターンシップの一環として学生が1ヶ月ぐらいこの工場に来て、働きながら織物の事を学んでいると教えてくれました。
時代の流れに負けず、貴重な技術を次に繋げる。ずっとこの伝統が続いて欲しいなと思うばかりです。

実は、ヤーナもタンペレで勉強をしていてたらしく、2人が出会ったのはタンペレでなのかな〜っと、思いましたが、聞くのを忘れてしまいました😅

とても気さくでフレンドリーな夫婦。しかも、親切におもてなしをしてくれて"海外でこんな素晴らしいおもてなしを受けたのは初めて"っと、感動してしまいました。
Pieni Kauppaは、本当に小さいオンラインショップで、他のショップさんに比べてもLapuan Kankuritの取り扱いアイテム数は圧倒的に少ないです。
そんな小さなショップが工場見学したいと言っても、相手にしてくれるのかな?っと、思ったのですが、行ってみたい気持ちが優っていたので、当たって砕けろな気持ちで聞いてみたら、快く受け入れてくれました。しかも、来てみたら丁寧に街の事、アウトレットショップ、工場の事、コーヒーを飲みながら雑談までしてくれて最後にはプレゼントまで頂きました。

2人とも仕事が沢山あるので忙しいはずなのに、人が来たらしっかりともてなす。 人との繋がりを大切にしている夫婦なのだなっと感じました。

では、質問の続きに行ってみましょう。


製品に使われている原材料はどこから?


ウールは主にニュージーランドなどから調達しているらしいです。そして、リネンは全てヨーロッパから。
エスコも織物職人なので、特にリネンにはこだわりがあり、どこから、そしてどんな品質の物が届くのか全て把握していると言っていました。
もちろん、毎日使う物なのでリネンもウールもエコテックス認証のアイテムだけを使用しています。





最後に1番聞いてみたかった質問をぶつけました。


●税金が高いフィンランド。他の会社はどんどん海外で安く作っている中で、なぜフィンランド製にこだわっているの?


製品の品質を保つ為だと言っていました。
もう少し詳しく言うと、自社の工場を近くに持っていると自分が試したい事が直ぐに試せるから。そして品質維持すのがやり易いとの事でした。やはり、他の工場に頼むと製法に縛りができるので、品質向上したくても出来なくなり、また目の届かなくなる所が多くなるのが嫌みたいですね。
さすが職人!納得です。

消費者はいつも安いのを求めているのに、それだとランニングコストが上がるからマーケティングが難しくないの?っと質問した所、面白い答えが返って来ました。

"確かに難しくなるけど、私達と同じ価値を持ってくれているお客様を探せば良い。そして、フィンランドだけでなく世界中に同じ考えを持ってくれている人がいるはず"

っと言っていました。そして、

"私達の会社は多分大きくならないし、大きくなれなくてもいい"

とも言っていました。

去年、ヘルシンキにあるアラビア工場が閉鎖となってしまいました。多くのフィンランド人が潰すべきでは無いと言っていましたが、フィスカルスもこれ以上、フィンランドで作っていたら製品の値段を上げないといけないとの考えで仕方なく閉鎖したのだと思います。
やはり、会社が大きくなりすぎると、原材料調達やランニングコストも増えるのでなるべく安くできる様にと海外に頼ってしまいがちになってしまいます。
人々は安い製品を欲する。高いと売れない。時代の流れ。フィスカルスもどうしようもなく閉鎖したのも理解出来ます。

Lapuan Kankuritはランニングコストが少し高くなっても、自分達が納得できる高品質なアイテムをお客様に届けれる様にガンバって自社工場でやっているのを聞いて、嬉しい気持ちになりました。
そして、自分たちがやりたい事/やれる事をまっすぐに追求していけばいいと背中を押された感じがしました。

こんな、素敵な会社がどんどん増えて欲しいですし、もっと応援したいと思います。
そういえば、最初のLapuan Kankurit直営店も二子玉川に出来たみたいですね〜。もしよかったら皆様もフィンランド製の高品質リネンを実際に手にとって感じてみてください🙌


住所はコチラから。


もちろん、Pieni KauppaでもLapuan Kankuritのリネンアイテムを販売していますので、もしよかったらのぞいてみてください。リンクは👇


Pieni Kauppaオンラインショップ



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